まき姉の小宇宙

創作小話描いてます ゆるりと見ていってくださいね

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よろこびが駆けるペガサス

よろこびの音

音の階段を

ペガサスが駆ける

 

ぐんぐん掛けあがる

透明なガラスを叩くような

青い音を響かせながら

 

ぐんぐん駆け上がる

 

虹の色が

ほんとうに7色なのかどうか

知りたいから

駆け上がる

 

空気が青く見えるのは

酸素というものが多いからだという

それはほんとうなのか

知りたいから駆ける

 

雲がでている

まだでている

 

身体にぶつかると

幻みたいにかき消える

 

胸いっぱいに吸う空気の味が

どんどん変わる

 

ここまで駆けあがると

こんなにも変わるものなのか

 

知ることができてよかった

 

 

いまはだれよりも

自分の翼がおおきく感じる

いまはだれよりも

自分のたてがみはカッコイイんじゃないかと思う

いまは

いまだけは

だれよりも

速く走れていると確信している

 

なにもしらない

 

なにもしらないから

駆け出した

 

なにもしらなくてよかった

こんなに

たくさんのよろこびをしることができた

 

たのしい

たのしい

ただ駆けるのが

こんなにもたのしい

 

もう

仲間たち

みんなが見えている

 

 

力強い

自分の鼓動を聞いていると

安心する

 

一定のリズムで

自分だけの

ほかのだれとも違う

自分だけのリズムで刻む

 

心地いい

鼓動を聞きながら

駆けている

 

空気を吸って吐いて

青い空を登る

 

空には全部の色があった

 

七色の階段を上った

 

よろこびが駆ける

体中を駆けている

 

空気と一体になっている

 

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