謎かみ博士 モグモグ研究所
謎を噛み締めて 早50年
海辺のこの町に 研究所を構えてから
もうどのくらいだろうか。
毎日 散歩をしていると
謎なことに出くわす。
それをレポートにまとめ
エキサイトブログで発表するのが趣味・・・・ゲフン、いや
私の仕事<ライフワーク>だ
今日は散歩の途中で
犬のフンらしきものを見た
なぜ”らしきもの”なのかというと
微妙に・・・・犬のフンともちがうのだ。
形や色ツヤは激しく似ているのだが
なんというかこう・・・・
漂うエロティシズムを感じない・・・
そう生気がない!!
生きた動物から排泄されたものなれば
生気・・・特有のエネルギー等を感じるはずなのだが
それが無かった
『ピンポーン』
研究所(民間アパート)のチャイムが鳴る
誰だろう?
「はーい」
玄関の扉を開くと
お隣のおばちゃんがニッコリしていた。
『こーれ!おすそわけ!』
「ありがとうございます・・」
『研究もいいけどほどほどにね。ちゃんと食べてる?じゃまたね』
おばちゃんから手渡された包みを開くと
「謎がとけた・・・!」
”お徳用 黒糖かりんとう”
が入っていた。